2007/11/29

私的録音録画小委員会とMiAU大感謝祭

文化庁文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」の会合が
11/28あった模様(11/28/07 ITmedia)。

上記記事によると、パブコメ総数は約7500件。
これが多いのか少ないのかは正直良く分からないが、
以前文化庁の人も「かつてないほどの数が届いている」と言っていたので
きっと多いほうなのだろう。
そしてその内約8割が私的複製を定める著作権法30条の適用範囲についてのものだという。

パブコメを書いて送った者の1人として、
まずはパブコメがきちんと届いたことを素直に喜ばしく思う。

しかし、記事を読む限り所謂「権利者」と「ユーザ」間の議論は依然として平行線だ。
私的録音録画補償金制度についても同様。


でもねー。

なーんか傍から見てると、小委員会も議論のための議論に終始しているようで
どうにも見ていてもどかしいんだよね、ぶっちゃけ。

ていうか、権利者とユーザ間の溝は、今の商業モデルが続く限り埋まりっこない。
権利者はコンテンツを売ることで利益を上げている以上、
その収支構造が崩れることは自己の存在を否定されることと同義だから。

そしていまのデジタル家電・ネット社会化は今の商業モデルを揺るがす訳だから
そりゃ「権利者必死だな」な状態にもなりますよ。

だから双方が歩み寄って積極的に現実解を求めていかないと、
いつまでも不毛な議論に貴重なリソースを無駄遣いするだけになってしまう。

というふうに考えてみると、少なくとも補償金については津田氏が言うように
「補償金を担保にしてコンテンツコピーの自由を対価として得る」
というのが現実的な落としどころなのかなぁとも思ってしまう。

金額の問題ではない、道義の問題だ、と原理原則主義で考えると
確かに否定したくなるんだけれど、とりあえずまだ既存の商業モデルが
継続する以上は止むを得ない仕儀なんじゃないかと。

ただiTSもやり始めたように、DRMフリーの楽曲配信ビジネスが今後拡大してくると
その考えも改めなきゃいけないかもしれない。
DRMで縛るか、補償金で補うか、両者のバランスをどこでとるかが問題だ。

けど、ダウンロード違法化だけはやっぱ反対だな。
取り締まり方法が曖昧だし罰則もなければ形骸化するだけだし現実的でない。
そんな法整備する暇があったら他のことにリソースを注いだほうが有意義だ。
(これもヒマの過ごし方?)

それにこれが違法化されると文章や写真など他の方面にも拡大される恐れがある。
やっぱそこだけは譲れない一線だ。


それと、MiAUで「大感謝祭」キャンペーンが始まった。

これは、自分が感動したコンテンツの作者達に対して、金銭的なもの以外で
なにかしらの形で感謝の意を表してみよう、それで創作者のインセンティブが
保たれることを確認しよう、というキャンペーンだ。

このキャンペーン自体は私も大賛成。
12/25にはなにがしかの形で表現してみたいと思う。どうせ暇だし(半泣)。


んでふと思ったのは、今回のこの小委員会の中に、「創作者」の声って
どの程度入っているのかな?ということ。

「権利者」はそのコンテンツの(主に販売する)権利を持っている人。
「ユーザ」はコンテンツを消費(主に購入)する人。
では肝心の「コンテンツを創る人」は?

勿論例えばコンテンツ創作者の代表として実演家著作権隣接センターの椎名和夫氏
なんかも出席されているので、決してゼロとは言わないけれど、
正直いって「他には?」って感じがするのが否めない。

コレが欧米なんかだと、例えばレディオヘッドの様にアルバムの価格を購入者が自由に
決定できる人達なんかが出てきたり
する。
確かにそれは世界規模の市場を持っているからこそ出来る業ではあるけれど、
それ以前に創作者(所謂アーティスト達)も自分達の権利意識に敏感で、
積極的に発言・行動しているように思う。

翻って日本国内を見ると、元々自己責任意識の低い民度の表れか、
自分の権利意識をしっかり持って発言・行動するアーティスト自体が少ないように思う。

デジタル化・ネット化でユーザとアーティストの垣根が限りなく低くなりつつある今、
アーティスト達も自分の権利をしっかり認識し、発言・行動する時ではないだろうか。

例えば昔、松本人志が入場料をタダも含めて観客が自由に決められるトークライブをやったと記憶する。
音楽や演劇・映画でも、そういうアクティブな行動に出るアーティストの登場を望む。

CNN YouTube Republican Debate

本日11/29(木)10:00、米国東部時間11/28(水)20:00、
米CNNで米次期大統領選の共和党候補による公開討論会が放映された。

最近TVはCNNをつけっ放しにしているので、私はこの番組を観ていた。

一番の見所は、この討論会がYouTubeに投稿された米一般国民による質問・問いかけに対し、
共和党の各候補が議論を闘わせるということ。

基本的な構造は日本のTV番組でもよくある「視聴者からのFAXに答える」みたいなモノだが、
質問を投げかける一般民間人の顔と声・仕草が直接見えるというのは
視覚的にも非常に説得力があり、効果が高いなぁと感じた。

本当なら画面の向こうの質問者と直接議論できるような、インタラクティブな議論システムだと
もっと面白かったと思うが、時間的な制約もあったろうしそこまでは行かなかったのだろう。
しかし今後まもなくそういった企画はでてくると思う。
そうすると民主主義社会における有権者の選挙への意識のあり方も変わってくるかもしれない。

しかし、今回それよりもまず自分が感じたのは、
「アメリカ人は本当に自分の考えを言葉にして発し、議論をするのが上手いなあ」
という誠に素朴なことだった。

アメリカに行ったことがあったり、アメリカ人(欧米人と言ったほうがいいか?)の
お友達がいたりする方には当然なのかもしれないが、
そのいずれにも該当しない私は、本などで見聞きして知ってはいたものの、
実際のその姿を目の当たりにして改めて感心させられた。

実際日本でいう小学生くらいの子供が、きちんと身振りを加えて
自分の意見を発し、相手を説得しようとするその動作には
小さな頃から自己主張を訓練されているお国柄が反映されているなぁと思わずにはいられない。

別に日本でも今すぐそういうことを教育システムに組み込むべし、とは思わないが、
少なくとも「議論をする」という習慣は子供の頃から身につけさせるべきだと思う。
議会制民主主義は、何よりもまず「議論する」風土の上に成り立つ仕組みだからだ。
そしてそのためには、論理的思考を身に付ける風土を持たねばならない。

どうしても互いの顔色を伺い、なぁなぁで事を済ませてしまいがちな旧い日本人体質が
いまだに色濃く残っているように思うが、もうそろそろそうした体質から脱却しないと、
これからのネット時代を生きていくには辛いんじゃないかと思う。

ヘタレSEはWeb3.0の夢を見るか?(中編)

既に後編を書いたのに今頃中篇を書くのは
エピソード6の後にエピソード1を製作したジョージ・ルーカスに対するリスペクトです。


というのは真っ赤な嘘です、スミマセン。


さて、ここからは口調を前・後編に合わせて俺調で行こう。

前編では俺が鬱に至るまでの経緯を書き、
後編では一応鬱が回復してきた俺が今後どうするつもりなのかを書いた。

なのでここでは鬱の症状から約半年間でどうやって立ち直ってきたかを
振り返って整理してみたいと思う。
実際鬱の最中はとてもじゃないがPCなんて触れる状態じゃなかったからね。
時間軸的に前編と後編の間にあたるので中篇としてここに書き留めておく。


まず鬱の症状がいつごろ、どの程度発したか。
前編と被るかもしれないが、少し詳しく書こう。


前編でも書いた通り、ある意味5年前から鬱っ気はあったかもしれない。
でもその頃は新システム移行の仕事もあってメチャクチャ急がしかったから
鬱になっている暇すらなかったと言える。
でも世の中忙しさが高じて鬱になり、そのまま自○、なんて方もいらっしゃるから
その辺の出方は人にもよるのだろう。

顕著になってきたのは去年(2006年)の11月頃からだった。
新システム移行も一段落し、いつもの粛々としたルーチンに戻ってきた頃。

その頃から「いい加減もうやってらんねぇなぁ」とう思いが強くなった。
上司や部下や顧客に振り回されるのにウンザリしてきた。
そしてその頃から残業を殆どしなくなった。
それまでは常時月40~60時間程度残業をしてきたのを、プッツリ止めた。

参考までに言っとくと、プロジェクトを移る前は月80~100時間、最も忙しかった時で
月200時間近く残業・時間外勤務をしていたが、鬱にはならなかった。
今にして思えばSE/PGとしての小さな達成感のみでなんとか乗り切っていたと思う。

そんな状態が5ヶ月程続いて今年の4月頭、ついに堪忍袋の緒が切れた。
発端はシステム上の些細なトラブルが幾つか重なったことだったが、
「いくら俺でももう我慢の限界!!」という状態となり、
その日を境に会社に行かなくなった。
それまで無断欠勤など殆どしたことのない(14年間で1~2回程度)俺が、だ。

暫くはブラブラしてた。当てもなくドライブしたり、
都内の美術館をボーッと巡ったり、図書館に篭ったりして時間を潰してた。

そして転職しようと思い、リクナビに登録し、色んな求人情報を見ていた。

そうして1週間位経った頃、上司から「会って話しをしよう」と持ちかけられた。
1週間も放置というのは長いと思われるだろうが、そこの部は無断欠勤に寛大というか
無頓着というかなのと、俺が従来から不満を上司にぶつけていたので
そこら辺を汲んでくれたんだろうと思う。

で、上司に会って会話し、伝えた。
「もうこれ以上いまの部署では仕事できない」と。

その後2週間位経ったところで突然猛烈な腹痛に襲われた。

最初は原因がはっきりしないので近所の診療所へ行ったが、
多分鬱(その頃は鬱という言葉ではなく心理的なものだろうという思いだった)
のせいだろうと思ったので、まず大病院の総合内科にかかり、
そこで事情を話したところ、心療内科にかかることを薦められた。

そして心療内科の先生(今の主治医)に症状を話したところ、「鬱病」と診断された。
自分でも正直まさかそこまで、とは思っていなかったので、軽いショックだった。
そして転職とか考えないよう言われたので、考えることを止めた。


会社にも正直に話し、暫く休養をとることを許可された。
ちなみにそれまでの無断欠勤分は有給休暇で十分補えた。

その後すぐ、今度は会社の常務と取締役から会って話をしようと持ちかけられた。
常務や取締役とは月イチの顧客との定例会議で同席していたので顔なじみではあったが
まさか向こうから話を持ちかけてくるとは思わなかったので、ちょっとビックリだった。
で、会って話をしてみたところ、案の定「ここに残って欲しい」とか、
「早く幹部社員になって欲しい」とか言われたが、その時はとてもじゃないが
議論できる状態じゃなく、頭痛もしたので「とにかく休養させて欲しい」と
伝えるのが精一杯だった。
そしてそこで「とりあえず9月末まで休ませて欲しい」と医師の診断書を添えて
お願いし、了承を得た。


その後1ヶ月位は何もできない日が続いた。
食欲も減衰し、体重も5kg以上落ちた。
TVもPCの画面も見る気はなく、大好きな音楽も吐き気がして聴けない状態だった。

正確にいうとPCの画面でもエロ動画だけはなぜか観てた。
というかエロ動画ばかり集める日が続いた。ただ漫然とボーッと落とすだけ。
今にして思えば異常な行動だ。

さて、そんな日々でも1つだけ、正確には2つだけ決めてることがあった。
・遅くとも朝8時には起きる
・1日1回は外を散歩する
の2つだ。

ちょうど季節が春から初夏にかけてであり、近所の公園を散歩するには
ちょうどよい気候だったせいもあるが、
生活ペースを崩すのはまずい、とかろうじて理性が勝った部分もあった。

実際、近所の公園とはいえ結構広く、全部歩くには1時間程度要する。
でも気分転換に歩くには丁度良い距離だ。
そして何年ぶりかでコンクリートで舗装された道路でなく、土の上を歩いた。
その時の感触と感動は今も忘れない。
どっかのアニメ映画ではないが、「人は土から離れては生きられない」と感じた。
初夏の空気を吸うことで、体の中が洗われるような気がした。

そうして5月の半ばを過ぎた辺りから、ようやく体調も回復の兆しを見せ、
食欲もそれまでに比べればでてくるようになった。
エロ動画も見なくなった。

その頃から毎朝5時に起き、公園を散歩でなくウォーキングするようになった。
専用の靴とスポーツウェアを着て歩く。軽く汗をかくことが目的だ。
主治医にも何かスポーツをした方がいいかと聞いたが、
初めのうちはあまり激しいのはやらないほうが良いと言われたので、
軽めのウォーキングからやることにした。

朝5時というのは元々その時間に起きていたというのもあるし、
鬱以降睡眠が途切れ途切れなのでその時間には起きてしまう、ということもあった。
社会復帰を考えると寝坊癖はつけたくないので、今でも5時起床は守っている。

それでも相変わらずTVやPC画面(エロ動画も)を見る気は起きず、
音楽も聴けなかった。本も活字を見ると気分が悪くなるので読めなかった。

しかし何もしないと黒い考えが忍び寄ってくるので、
部屋の掃除と模様替えをすることにした。

それまでの俺の部屋は言っちゃなんだがゴミ屋敷寸前で、CD・DVD・本・洋服が
所狭しと積み上げられて文字通り足の踏み場もなかった。
それをこの期にエイヤと全て片付けることにした。

CD・DVD・本は大部分をBookOFFに売り払い、総額20万円程になった。
洋服も着ないものは全て古着として処分した。
壊れたTVは処分し、家電量販店で液晶大型TVを買った。

毎日少しずつこつこつ片付けを続け、
それ以外の時間はひたすら横になって布団かぶって休んでいた。

掃除と模様替えが全部完了するまで2ヶ月程かかったが、
結果として部屋は見違えるように綺麗になり、今でもその状態をキープしている。

7月位になると大分体調も回復し、PCも触れるようになり、音楽もクラシックなら
聴けるようになってきが、相変わらず睡眠障害は続いた。
睡眠薬を飲んでいるのに、だ。
今でも夜中にフト目が覚めるので、睡眠障害は今も続いているといえる。

8月頃になると朝5時は既に暑いので4時頃起きてウォーキングするようになった。
ちょっと歩いただけでもグッショリ汗かくから今年の夏は本当に暑かった。
朝4時と4時半で気温が既に違うというのも発見だった。

そのあたりからやっと今後のことを考える精神的・肉体的余裕がでてきたので
主治医に相談し、了承を得た。
そして会社に相談したところ、制度上1年半の休職ができると言われたので
有難く休職させてもらうことにした。
こうして幸いなことに2009年4月まで、一応の自由時間を手に入れることができた。
ブログを書き始めたのもこの頃からだ。

そして9月からは気分転換としてテニスと水泳を始めた。
これは社会復帰後の気分転換方法を取得する意味もある。


今では大分鬱の症状は改善されたが、まだ時々ふと落ち込んで何もしたくなくなる
時があるし、睡眠も毎晩夜中に目が覚める。


それでもここまでやってこれたのは、主治医の処方は勿論のこと
なにより同居の家族(そう、パラサイトなんです、スミマセン)の理解と会社の理解
があってのことだと強く思う。

そのことに深く感謝しつつ、今後の道を進んでいきたいと思う。

2007/11/28

SONAR 7

前回エントリで作曲環境を変更中と書きましたが、
実はちょっと前にソフトをSONAR 7 STUDIO EDITIONに変えました。

その時(今もかな?)は日本語版が出ていなかったので英語版ですが、
ユーザインタフェース等使い勝手はMUSIC CREATORと似ているので
そんなに苦にはなりません。

機能もプラグインシンセの数も充実し、価格も300US$程度と
日本語版に比べると格安だったので思わずポチしてました(笑)

MCに比べるとこっちのほうがサクサク動いて軽快です。
動作環境上、結局メインPCであるLet'sNoteY5に入れたのもありますが。

Dellもまだ使えるのでLinuxサーバにでもしようと企み中。

2007/11/27

祝・CreativeCommons 5周年

クリエイティブ・コモンズが活動5周年を迎えたそうです。

おめでとうございます。パチパチパチ。
このような地道な活動がこれだけ続いているというのは
なかなか素晴らしいのではないかと思う次第。

一方、私はといえば最近曲追加がサッパリな訳ですが、
ちょっと事情があって作曲環境を変更しております。

じき活動再開しますので、しばしお待ちを。
(誰も待ってナイナイ)

Michael Jackson

最近マイケル・ジャクソンを評価しております。

マイケルといえば整形だの児童買春だのスキャンダルまみれで
今では専ら悪い評判ばかりが目立ちますが、
80年代の彼は"Beat it!"に始まり"Thriller","Bad"といった
一級のヒット曲を連発しており、ソロ活動の絶頂期にありました。

ところでプロフにもちょびっと書いてますが、私はソウル・ミュージックが好きです。
特に70年代のそれを愛して止みません。

スライ&ファミリー・ストーンやオハイオ・プレイヤーズ、スティービー・ワンダー、
サルソウルやアース・ウィンド&ファイヤー等好きなバンド・歌手を挙げたら
限がないわけですが、マイケルがかつて所属したジャクソン・ファイヴもその一つです。

ダイアナ・ロスに見出され、"I want you back","ABC","Never can say goodbye"
といった数々の名曲を世に出した彼らですが、
そのリードヴォーカルをとっていたのもマイケルです。

(ちなみに彼らの曲の中でマイケルが歌っていない数少ない曲"I will find a way"は
 小沢健二の「ドアをノックするのは誰だ?」の元ネタとして有名)


という訳で私はマイケルといえばこのモータウン時代が一番好きな訳ですが、
ここ最近80年以降のマイケルが個人的にお気に入りです。

特に素晴らしいのが"Man in the mirror"。
彼独自のリズム感とキレのあるヴォーカルが
しっとりとしたこの曲に独特のグルーヴ感を与えています。

80年代再評価(とでも言うのか?)というと専らニューウェーブやテクノが取り上げられて、
確かにそういうのも好きなんですけど(ニューウェーブはあまり興味ありませんでしたが)、
10代の多くをビルボードのヒットチャートとザ・ベストテンの歌で育った
根がミーハーな私としては、マイケルのような真の実力を持った歌手を評価したい訳です。


そんな私なりの80年代再評価シリーズ、今後もちょくちょく書く予定。


-追記-

とか書いていたらジャクソン・ファイヴ再結成のニュースが!
むぅ、俺の嗅覚もまだ捨てたモンじゃないぜ(ってホントか?)

2007/11/22

Evelyn Glennie

今日BS-hiでエヴリン・グレニーのドキュメンタリー
"Touch the sound"を観ました。

8歳にして聴覚障害を患い、12歳で聴覚を失った彼女の
パーカッショニストとしての生き方を淡々と綴るこの作品は
地味ですが心の底に響いてきます。

ちなみにエヴリンとはこんな↓方。



BS-hiもいいコンテンツ仕込むなぁ。
たまにはいい仕事するじゃないですか。

亡國覚醒カタルシス

ALI PROJECTの「亡國覚醒カタルシス」は神曲ですね。



特にこのMADが素晴らしい(って言うかこのMADで知ったんですけど笑)。
センス抜群。
エヴァとALIプロの組み合わせはある意味最強タッグと言えましょう。

最近iTSでもやっと「聖少女領域」や「薔薇獄乙女」を販売してくれるようになりました。
いやー、CD買わずに待ってた甲斐がありましたよ。
iTS様、ぜひこの曲もお願いします!

2007/11/21

裏目涙目超裏目

風邪ひきました。

どうやら先日バッサリ髪切ったのが裏目にでた模様。

頭が寒くてしょうがないので近所の服屋で帽子買って被って寝てたら
嘘のように治ってきました。
昨日は熱が38度あったのに今日は平熱に戻ってるもんなぁ。

髪の保温効果は侮りがたいですね。
皆さんも髪を短くするときは季節を選びましょう。

2007/11/19

グサッ!

痛ッ!
アイタタタァ・・・・。

本日のCNET吉澤準特氏の「実は変化など望んでいないエンジニア達?」は痛恨の一撃ですねー。

「そもそも欧米と比較して日本のIT業界は低レベルの人材がかなり集まっていることを忘れちゃダメだ。」

まさに俺のことじゃないですかー(笑)
それでWeb3.0がどうとかエラそうに言ってるんだからホント笑っちゃいますよね。

しかし、氏がおっしゃるように
「そういう現実を受け入れた上で、IT業界の改善を考えていきたい」
と俺も思ったりするわけですよ、ええ。

明和電機

ご存知ですか?、明和電機

93年結成されたアートユニット(ソースはウィキペ)。
元々は兄弟でやってましたが、現在は弟さんのみ活動。
ちなみに弟さんの肩書きは代表取締役社長(兄弟活動時は取締役副社長)。
元メンバーであるお兄さんは2代目代表取締役社長。
初代代表取締役社長はユニット名の元となった彼らのお父さんの会社「明和電機」社長である、彼らのお父さん(笑)。


いやー、昔から好きなんですけど、改めて聴いてみると最高ですねー。


なぜこんな事書いているかというと、
昨日ドラびでおを見せてもらったお礼に、なにか面白い動画はないかなーと思って
YouTubeやニコニコ動画を探してて、「そういえば」と思ったからです。

実は動画で観たのは初めてだったんですが、やっぱり素晴らしい。


地球のプレゼント



イカリをあげよう(ライブ)



社歌



エーデルワイス(名曲!)




あぁー、2人でやってる時にライブ(彼らの場合「製品発表会」と呼びます)に行きたかったなぁ・・・。


さっそく今頃amazonでDVDをポチッってしまった私でした(笑)。

OASIS新曲、iTSで配信開始

とうとうOASISの新曲、"Lord Don't Slow Me Down"がiTSで配信されましたね。
この日をどれだけ待ったことか。

曲はシンプルなロックでボーカルはノエル。
楽曲としてはもう少し盛り上がりが欲しい気もしますが、
アルバムに期待しましょう。


それにしても上の公式サイトのイラスト、
まんまビートルズなのが笑えます。

2007/11/18

ドラびでお上映会

今日は学生時代の友人K子嬢(既婚)宅で「ドラびでお」上映会がありました。

[※02.19.2008 ご本人からの要請により画像を削除しました]

以前のエントリ(10/24 ドラびでお)でも取り上げましたが、
ムチャクチャ面白いです、コレ。

「いくらんなんでもマズいだろうコレは、常識的に考えて」
って言うくらいの引用・サンプル・コラージュの嵐。
その映像・音のセレクションとコラージュのセンスは並大抵ではありません。
そして無駄に上手いドラム。どうやらスネアやタムなど、全てのアイテムが
映像のトリガーとしてリンクされてるそうです。いやー、凄いですわ。

公式サイトはここ
mixiの日記はここ
mixi日記は書きたい放題書かれていて笑えます。

情報では、高円寺のイベントスペース「円盤」で来年1/11~13に演るそうです。
一度現物を観てみたいけど、メンツが半端なくディープだからなぁ・・・。

誰か一緒に行きません?(笑)


↓は私が2番目に好きな映像(1番はマツケン)。


[※02.19.2008 ご本人からの要請により動画を削除しました]

※業務連絡
K子様、カレーとても美味しかったです。
ご馳走様でしたー。
旦那様にもよろしくー。


ではー。

2007/11/17

ところでWeb3.0って

一体何?


まぁ単純に言って「Web2.0の次に来るモノ」ってことくらい猿でも分かる。

でもまだコレといった定義はない。
皆好き勝手にアレコレ言ってる状態だ。

そりゃそうだよね。
"Web2.0"だって明確な定義はなかったんだから。
これは提唱者のティム・オライリー氏がひろゆき氏との会話でも明かしてる
CNET 11/15『ひろゆきがティム・オライリーに直接きいた、「Web2.0ってなんだったの?」』)。
けどマーケット的にはキャッチーだし、時代の変化を再認識するためのラベルとしても
決して無効ではないだろう。


例えば今日現在、googleで"Web3.0"を検索すると244万件ヒットする。
"Web4.0"で検索しても37万8千件ヒットする。
(ちなみに"Web2.0"だと2千140万件だ)
皆それだけ「次は何だ?」とエモノを狙ってるワケだ。
近い内にこの言葉を冠した記事がIT系サイトに踊り、書店に並ぶことは想像に難くない。
俺はエモノ探しには興味ないけど、Webの将来を考察するのは楽しいので
ここはひとつ無責任に俺的に「こうだったらいいな」って考えてみようって寸法だ。



でもその前に。
まず"Web2.0"を整理しておこう。


まあこの言葉については上のオライリー氏の発言もある事だし、
業界の識者の方々が高尚な分析をして下さっているのであまり追求しない。
ここでは俺なりの解釈で進めさせて頂く。

俺なりの解釈としては、先日のエントリ(ヘタレSEはWeb3.0の夢を見るか?(前編))でも述べたとおり、
「Webのフェーズが変わった」ということ。

もう少し具体的に言うと、Webそれ自体が一種のプラットフォームになり
不特定大多数無限大の人々がある一つの物事にアクセスする敷居が格段に低くなったことだと思っている。

そしてこれはgoogleのシンプルかつ高速で正確(ということにしておく)な
検索エンジンによって実現されたところが大きい。



では、その先にあるものは何だろう?



確かにgoogleの検索は素晴らしい。
知りたいことがあれば「ググれば」大抵の事は分かる。
それも瞬時に。
これは素晴らしいことだ。

でもgoogleのみならず、検索システムの最大の難点は
「検索する」という能動的な行為をしなくてはならないことだ。

コンピュータに慣れた人なら検索行為は苦ではないが、
そうでない人には検索どころか文字を入力するのだって一苦労だ。

これがテレビやラジオならば放っておいても向こうから情報がやってくる。
言わば受動的な姿勢のままで済む訳だ。
能動的と受動的、どちらが情報の伝達範囲が広いかといえば圧倒的に後者だろう。
前者は情報伝達の範囲と深度が「狭く、深く」、後者はその逆って感じ。

それに検索は結局のところ過去のある時点でキャッシュされた情報に対してしか行われない。
現在進行形でリアルタイムに起こっている事象については検索できない。

また、googleの検索エンジン(正確にはページランクアルゴリズム)はブラックボックスだ。
googleはその多くのサービスやAPIをオープンに無償で提供しているが、
ページランクアルゴリズムは結局のところソースレベルで公開されていない。
今のところは問題ないように見えるが、その状態が果たして今後も続くだろうか?

この難点をクリアすることがまず第一の課題だろう。


ということを考えながら梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んでいたら、
まさにそういうことが書かれていて「ああやっぱし」って思った。
(遅まきながら俺は江島健太郎氏のブログでこの著書を知って読んだクチです サーセン)


でも、その課題をクリアしてもそれは大変革ではない気がする。
とても大きなブレイクスルーではあるけど、"Web2.5b"レベルのように思う。


俺が個人的に次のWebに期待するのはこんなことだ。


 1.世界中に遍くWebが普及し、誰もが自由にWebにアクセスできるようになること
 2.Webがダウンした時でも一定のサービスを享受できること
 3.Webにアクセスしている時(オンライン)とアクセスしていない時(オフライン)
   のバランスを自分でコントロールできるようになること


こう書いてみると当たり前っぽいな。
でも一つずつ詳細に見てみよう。


1についてはイメージしやすいよね。
パソコンが普及したといっても途上国なんかはまだまだこれからだ。
100ドルPCなんてのも出てきてる通り、今後一定の勢いで世界に普及していくだろう。
携帯・モバイル機器や通信インフラの普及についても同じ。

でもここで言いたいのはそれだけじゃない。

例えばパソコンを使えない人。
携帯電話が苦手な人。
お年寄りや機械に強くない人なんかがそうだ。

これは別に今に始まったことじゃない。
デジタル・ディバイドととして昔から言われている問題だ。
そしてある意味これは時間の問題かもしれない。
今のパソコン・携帯を使い慣れた人たちが歳をとれば、ある程度は自動的に解決するかもしれないから。

ただ、まだそれにはちょっと時間がかかるし、機械オンチな人はいつの世にもいるから
「使いたいけど使い方がわからない」という人にリーチする必要はあるだろうね。

その上で「俺ぁそんなもん使わねぇ!」って人はそれで結構。
それも立派な選択肢の一つだ。
そういった環境においても、社会保障レベルでの格差が生じないようにするのが大事だろうね。

あともう一つ、国境問題がある。

ここで言う国境問題とは、例えば中国におけるgoogleのフィルタのようなことだ。
独裁政権の弾圧等によって言論・思想・表現の自由が保障されていない国々がまだ世界には数多くある。
そういったところの垣根は早急に取り除かれるべきだ。


2については以前ちょっと触れたかもしれない(覚書:サービス part3)。
Webが切れた場合についても考えとかないといけないよって話。
DNSの仕組みや通信インフラから個々人の意識まで含めたお話。

ネットが切れても最低限のことはできるようにしましょって事。


3はちょっと説明が必要だと思う。

例えばWebを使えば居ながらにして大抵の情報が瞬時に手に入る。
アメリカ大統領選討論会の発言内容やムンバイの天気なんかも瞬時に分かる。
MySpaceやmixi等のコミュニティに入れば、お互い顔を知らなくても友達になれる。

でも一方で、例えばあなたの隣に住む人の顔と名前は一致するだろうか?
自分が住んでいる自治体の行政責任者(市長や県知事)の名前を知っているだろうか?
毎朝散歩していていつもすれ違う顔見知りの人と挨拶しているだろうか?
ネチケットにうるさいあなたは電車の優先席付近で携帯電話をいじってはいないだろうか?
情報リテラシが高いと自負してるあなたは手紙の挨拶文をWordの助けなしで書けるだろうか?

恥ずかしながら自分は散歩の時に挨拶はしていても、隣人に顔と名前が一致しない人が数人いるし、
時候の挨拶文はググって確かめないと安心できない(Wordは高いから使ってない^^;)。
そしてそんな人は結構多いんじゃないかと予想する。

このアンバランスな状態は一体何なんだろうとWebを使い始めた頃から思っている。
そしてこの状態は決して健全ではないと思う。

これは結局コミュニケーションのバランスの問題だ。
一方では非常にグローバルに拡大したが、一方では極めてローカルな狭い場所に閉じこもっている。

「そんなの別に分からなくてもいいじゃん」という意見もあると思う。
それはある意味正しいのかもしれない。
だって別に分からないところで普段の生活に何の支障もないから。

でも「それは違うだろ」と直感的に思う。
攻殻機動隊(原作)風に言えば「私のゴーストがそう囁く」のだ。

何事もバランスが大事だ。
善と悪、正と負、陰と陽、光と影、0と1のバランスで世界は成り立っている。
そして今のこのアンバランスは正しくない、そう本能が告げる。

以前落語家の桂文珍は高座でこう言っていた。
「インターネットを使えばモスクワの天気は分かるけどカミさんの機嫌は分からない」(場内笑)
俺もその時大笑いしてたが、同時にこの問題の核を見た気がした。
そして文珍も同じようなことを考えているんじゃないかと思う。


抽象的な話になって申し訳ないが、
Webにいる時とそうでない時、オンラインとオフラインのバランスを
人々が自分でコントロールできるようになっていることが、俺が次のWebに期待することだ。

いや、何も難しい話じゃない。
隣の人と挨拶くらいしましょうよ。
電車の優先席付近では携帯いじるのやめましょうよ。
オンラインでもオフラインでもマナーを守りましょうよ。
って言ってるだけだ。

人はWebのみにて生きるにあらず。
オフ(物理現実)世界でパンを食べ、寝起きし、働き、人と会う物理的存在だ(今のところ)。

全員とは言わないまでも,大多数の人がオンとオフのマナーを守れる世界。
オンとオフのバランスを自分でコントロールできるほどに双方のリテラシが確立された世界。
皆がWebの世界と物理現実世界の垣根を認識しつつ双方を自在に行ったり来たりできる世界。


そんな世界が、俺が次のWebに期待することだ。


そしてその次には一体どういう世界がくるのだろう?


攻殻機動隊(押井映画版)のようなダークな電脳世界だろうか?
攻殻機動隊(士郎原作版)のようなポジティブな電脳世界だろうか?
それとも1970年代に夢見た2000年と現実の2000年とのギャップのように、
現在の延長として「便利にはなったけど見た目あまり変わらない」世界なのだろうか?
それとも?


そんなの、「俺に聞かれてもなー」に決まってる(笑)。

HairCut100

今日床屋でばっさり髪切ってきました。
今までわりともっさり長めだったんですが、
思い切って短くしました。

どのくらい短いかというとこの位。



この写真はCNNのアンカーマン、Anderson Cooper氏です。
床屋さんにこの写真プリントアウトして「こういう風にして下さい」ってお願いしました。

結果、風がスースーして寒いです(笑)。
家に帰ってあらためて鏡見たらあまりの似合わなさに笑いました。ハハハ・・・ハァorz。


あ、顔はこんな男前じゃもちろんないんで、
6割引きくらいにしといて下さい。


(今日はですます調でやんわりと)

2007/11/16

新GT-R予約2200人突破

ふぅー、またカタいことを書いてしまったので、少し息抜き。

日経トレンディネットによれば、日産新型GT-Rの予約人数が2200人を突破したそうな。

年齢別に見ると40歳~50歳代で全体の6割を占めるらしい。
やっぱり往年の「スカG」に憧れてた世代なのかね。

実際モーターショーで見てきたけど、格好良かったものね。
特にヒップのデザインが最近の日産車の中では群を抜いていい。
「スカイライン」の冠はとれたものの、往年のスカイラインGT-Rのイメージを
上手に残している。

その点今のフェアレディZなんてなぁ・・・自動車としては優秀だしリーズナブルなんだけど
あのボッテリ太ったデザインにはがっかりさせられたからなぁ。

ともあれ、20代の予約が少ないのが興味深いね。
単に新車買うほど懐に余裕がないだけかもしれないけど、
今の若い人はホント車に興味がないってことが伺える。

何に興味があるんだろう?
携帯?ファッション?友達付き合い?恋愛?勉強?パソコン?
よくわかんないや。

ま、別にいいんだけどね(笑)

ヘタレSEはWeb3.0の夢を見るか?(後編)

昔、スチャダラパーというラップグループの曲に「ヒマの過ごし方」というのがあった。
音源が今手元にないのでタイトルも歌詞もうろ覚えだが、確かこんなのだったと思う。

  暇だねーってよく言われる僕 言われると確かにそう思う
  気が付くとなんだか罪悪感 感じてる自分こそなんだ

  そもそも暇って言葉自体 まずいい意味では使われない  
  辞書で「暇」って引いてみた これもまあ暇のなせるわざ

  「暇 自由な時間 仕事や義務に拘束されない時間」
  
  確かに その人にして見れば 僕は暇に違いなかったが
  その間僕はテレビを見たり ファミコンしたり 本を読んだり 
  時間について考えたりしながら 僕は僕の暇を過ごしていた

  「そんな暇あったら」って言うが みんな暇が嫌いなのか?  
  暇はだめか? 悪いのか? そんなに嫌か? 暇が



ちょっと何か抜けてる気がするけど、まあいいや。



さて、本題に入ろうか。



今後の方針



前編では俺が鬱に至るまでの経緯を書いたので、
今回は俺が今後どうするつもりかを書いてみようと思う。

結論からいうと、実はあんま深く考えていないんですよね(笑)。

これで終わるとバカみたいなんで、もう少し詳しく書こう。
はじめに断っとくけど、働く気もあるし資格とる勉強もしてるから
少なくともニートじゃないよ?
(まぁ傍から見てると限りなくニートに近い訳だが・・・^^;)


さて、これは休職申請する際に上司にも話したんだが、
少なくとも今の職場に戻るつもりはないことだけは確かだ。
戻ったってすぐまた再発するのは目に見えているからね。

じゃあどうするか。
普通に考えられるのは配置転換か転職だ。

まず配転。
上司に相談すると「ウチの会社にはWeb系を扱う部署はない」と言われた。
正確に言えば全くない訳ではなくて、数が少ないだけなんだけどね。
ただその部門の情報を収集すると、ムチャクチャハードで離職率激高らしいから
それもちょっとなあという感じ。
従って社内に良いところはなさそうだ。

じゃあ転職。
主治医からは「鬱病の人は転職とか考えるな」と言われている。
実際、鬱の人が転職して失敗した例はゴマンとあるらしい。
だから俺もこの半年間務めて考えないようにしてきた。
(リクナビに登録だけはしといた)

でも半年経過して体調も戻ってきたし、ここらでもうそろそろ考えてもいいかな
という気分になってきた。
主治医ともそういう話をして、了承をもらった。

今にして思えば、音楽を作ったりWebサイトを立ち上げたり、水泳やテニスを始めたり
ブログを始めたりしたのも、勿論元々やりたかったというのもあるし、
肉体的・精神的にも何かやろうという気になってきたことも大きいが、
もうそろそろ何かをしないとなぁ、というやんわりとした強迫観念のようなものが
あったことも確かだ。



でも、いきなり転職活動に入る前に、「ちょっと待てよ」と
心の中で囁く声がした。



というのは。



俺の休職期間だが、会社の制度上あと1年半休める。
つまり再来年(2009年)の4月まで休めるってこと。


これは大きい。
現代人にとって最も貴重なリソースである時間がこんなに手に入ることは、
おそらく70歳近くになるまでもうないだろうから。


だから俺はこの与えられた時間を最大限有効に使わせてもらうことにした。
収入源としては会社から傷病手当金という名目で給与の80%まで支給されるので
当面食いっぱぐれる心配はない。
このあたり、福利厚生がしっかりしている会社のいいところだね。
素直に感謝。



では何をするか。

大きなところで考えているのは以下の5つだ。

 1.オープンソースプロジェクトに参加する
 2.ウェブサービスサイトを立ち上げる
 3.情報処理資格(ソフトウェア開発技術者)を取得する
 4.TOEICで700点以上取る
 5.海外旅行する

この5つだ。
これらをこの1年半以内を目標にやろうと思う。
そしてこれが俺にとっては間接的な就職活動だ。


さて、1についてだが、前編で俺の経歴を読んでくれた方にはお分かりのように
俺にはCやC++、Javaといった素養がない。だから今Cの勉強をしている。
しかし言語の勉強として一番手っ取り早いのは、実際にプログラムを書くことだ。
だから何かC系言語でオープンソースのソフトを作ろうと思っている。
具体的にはMac用の2ch専ブラでも書こうと思ってる。
詳細は追ってこのブログで報告するとしよう。

2についても同様、おれはWebサイト構築経験がない。
しかし今は個人でもWebサイトを立ち上げられる。
実際.thxとしてのサイトを建てているが、これはそのための予行演習みたいなものだ。

.thxのサイトはシンプルで静的なHTMLとCSSで記述している。
HTMLを覚えるため、テキストエディタでゼロからタグを書いていった。

今後作りたいのはユーザが参加できるサービスだ。
だからPerlやMySQLを学ぶことになる。
Ajaxなんかもトライしてみたいところだ。
サービス内容についてもアイディアはあるんだが、今はまだ明かさない。
これもその内このブログ上で報告しよう。

3,4はお勉強の話なんで割愛。
でもマジな話、英語は大事よ。これから。

まあ英語のマニュアルを読む程度の英語力ならあるが、
やはり実際ネイティブスピーカーと会話できないとね。
それに実は海外のTV番組を楽しみたいという思惑もあって(笑)。

5は実は海外は台湾しか行ったことがないんで、
ヨーロッパかアメリカに行きたいなぁと。
本当はインドやドバイなんかも行きたいんだけど
中近東の情勢を見ると危険だからね。
あ、中国は論外(笑)。



あわよくば2のウェブサイトサービスが成功して会社起こして、
それで食っていければなぁ・・・なんて夢を見てるわけだが(笑)。

まぁ、「のんびり あせらず マイペース」がモットーなので
音楽製作同様気長にやるつもり。

その経緯はここに書いていくつもりだから
まぁ興味のある酔狂な方は生暖かい目で見守って下され。


1年半後、見事成功してITmediaのトップページを飾っているか(ないない笑)、
フツーに転職してそれなりに仕事してるか(これが一番可能性大)、
粛々と元の職場に戻って粛々と従来の仕事を続けてるか(これは一番避けたい)、
食うに困って野垂れ死にしてるか(笑)、
結果は見てのお楽しみ、ということで。


江島健太郎氏の言葉を借りれば、
 ・小義を尽くす安寧より、大義に賭ける不義理に殉じたい
 ・会社のために仕事をするのではなく社会のために仕事をする

そういうふうに俺もありたいと、心の底から思う。


暇のススメ



いや、しかし最近30代の鬱が急増しているというのはニュースでもやってる通り。
そしてそのなかには技術者が多いと聞く。

もしかして俺のような境遇で鬱に陥っている人は多いんじゃないか?
そして鬱病とまではいかなくても、その予備軍になってる人はもっと多いんじゃないか?


ホントはがんがんコード書きたいのに、無能な上司の尻拭いで見積書を作ってる君!
ちっとも成長しない部下のお陰で自分の仕事が一向に進まない君!
我侭な顧客に毎日振り回されていい加減嫌気が差している君!
潜在バグだらけの既存システムの保守を丸投げされて毎晩徹夜してる君!
新しい技術にチャレンジしたいのに立場上なかなかできないで悶々としている君!


残業なんて今すぐ止めろ!
可能な限り自由な時間を持て!
なんならいっそ鬱病になっちまえ!(いや、それはそれで大変なんだけどね?)
自由な時間を手に入れろ!
君たちにこそ自由な時間が必要だ!

そして、就職氷河期で就職できず、ニートと後ろ指さされて毎日2chに入り浸ってる君!


自分が書きたいコードを書け!
立ち上げたいサービスを立ち上げろ!

Web2.0とはそれが可能になった状態を指しているのに他ならない!
そして君たちこそ、今の停滞したIT業界に風穴を開ける人なのだ!



・・・とか柄にもなくアジってしまいましたが、
これを真に受けて会社に辞表を出してその結果食うに困っても
当方は責任を持てませんので悪しからず(笑)。

それに俺が言うまでもなく、心ある技術者ならとっくに始めてると思うんだ。
人に言われなくても、とっくにね。

正直、今の20代終盤~30代のIT技術者に必要なのは「暇」だと思うのよ、マジで。
(20代前半~中盤の人たちは別。あなたたちは苦労を買ってでもしなさい)


実際、googleやYouTubeを立ち上げたのは米国の学生達だ。
なぜ学生が起業できたのか?


暇だからだ。


いや、勿論米国の大学生が日本の大学生とは比べ物にならないくらい勉強してることは承知の上よ。
それにラリー・ペイジやサーゲイ・ブリンがどれだけ優秀かも。

でも、彼らは彼らの好きに使える時間があった。
そして米国の経済環境は有能で野心的な若者に寛大だ。
だから可能だったんだ。

けど日本はそうじゃない。
日本の大学生は基本的に勉強しない。しなくても済んじゃうから。
(もちろんそうじゃない人も大勢いることは分かってますよ)
投資家だってどこの馬の骨とも分からない若造には見向きもしない。


だから一定のスキルと経済力と人脈を身につけた人たちこそ
自由な時間を持って活躍すべきなんだ。


また長くなってしまった。
最後はまたスチャダラパーの歌詞で締めよう。


 大仏 ピラミッド 巨乳 万里の長城
 この世の多くのでかいものの 発想自体暇の賜物
 
 地図をつくったやつのゆとり 並大抵のものではあるまい
 閏年に気づいたやつの暇さ加減を 想像してみろ
 また、かつて海の塩分を1%上げようと 何千トンもの塩を集めた男がいたとかいないとか
 (中略)
 暇人どもよ立ち上がるときだ 暇を持て 暇を知れ 暇を生き抜く強さを持て
 (後略)

MiAU、文化庁へパブコメ提出!

昨日、MiAUが文化庁への直接手渡しによるパブコメ提出を完了したそうだ。

文化庁によれば、「かつてない程の数のパブリックコメントが届いて」いるらしい。

これも一人一人の小さな力が集まってできた結果だ。
今後の文化庁の審議内容に期待して見守ることにしよう。

2007/11/15

パブコメ期限!

そうそう、今日は例の文化庁パブコメの提出期限だった。

皆はもう出したかな?(皆って誰?)
俺はもう出した。

まだの人は今からでも遅くない。
メールで自分なりの意見を書いて送ろう!

といきなり言われても戸惑うだろう。
実際俺もパブコメ書いたのなんて今回が初めてだ。

書くに当たって参考になるのは以下のサイト。
MiAU(パブコメジェネレータあり)
CNET 江島健太郎氏ブログ「パブコメを書こう」
CNET クロサカタツヤ氏ブログ「パブコメのすすめ」


実際俺もMiAUのパブコメ案を参考にさせてもらった。
以下に俺が送ったパブコメを転載しとく。
もちろん個人情報に関わる部分は省略させていただく。
参考になれば幸いだ。

==================================================================================

1.個人/団体の別    :個人
2.個人名        :※略
3.住所         :※略
4.連絡先        :dotthx@mac.com
5.該当ページおよび項目名:以下小見出しに表記。全7件
6.意見         :5.に準ずる

私は、著作権法第30条を変更して、違法にアップロードされた著作物のダウン
ロードを、その適用対象を限定するという、
本報告書にまとめられている案(以下「ダウンロード違法化」とも記します)に反対します。
私が意見を述べるのは、以下の3件です。

A.59ページの「第1節 ファイル交換ソフトを利用した私的録音録画の現状について」の項目
B.104ページの「i.第30条の適用範囲からの除外」の項目
C.105ページの「ⅱ.第30条の適用範囲から除外する場合の条件」の項目


以下、各項目毎に意見を述べさせていただきます。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

A.59ページの「第1節 ファイル交換ソフトを利用した私的録音録画の現状について」の項目
 この項目について私は疑問を覚えます。理由は下記の通りです。

a.「ダウンロードによる被害」が不明

 違法アップロードによる被害とされるものが本当に実態を反映しているのか甚だ疑問です。
被害があることを明確にするためには、まずはその被害額がどれだけのものであるかを十分な
根拠とともに明確にし、かつ違法アップロードとの関連性が明確になっていなければ
そもそも議論自体が成り立ちません。

 私個人の経験から言わせていただくと、YouTubeやニコニコ動画で知って好き
になった曲は大抵iTunesやamazon等で楽曲を購入していますし、映像作品であればDVDを購入しています。
YouTube等現状の動画配信事業をみる限り、むしろ広告媒体としての機能を果たしていると切に感じています。

 確かに、Winny等ファイル交換ソフトを悪用して不当にコンテンツを入手している人は
いるかもしれませんが、それが実態としてどれほどの規模であるのか、全体比率として
どの程度のものかを明確にしないと(私個人は圧倒的多数で合法的利用者が多いと感じます)
ほんの少数の違反者のために大多数の合法利用者が不利益を蒙ることになってしまいます。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

B.104ページの「i.第30条の適用範囲からの除外」の項目
 この項目について私は反対の意見を提出いたします。理由は下記の通りです。

a.ストリーミングとダウンロードの区別は無意味

 Yahoo!動画やYouTube、ニコニコ動画等のサービスは、ストリーミング形式での配信ですので
今回の報告書では違法化の対象外であるとされていますが、
Stage6のようなダウンロード形式で動画を共有するサイトは違法となり得ます。
 ストリーミングといっても実際にはキャッシュという形でダウンロードを伴うものであり、
現在のインターネット環境において両者の区別は曖昧であることから、
このような区別には意味がないと考えます。

 さらに、YouTubeの様な動画配信サイトが著作権侵害物を公開しているとなると、
YouTube等のビデオダウンロード開発者が違法ダウンロードの幇助として民事上の共同不法行為者とされてしまう恐れがあります。今回はそこまで言及されていませんが、今後刑
事罰が導入されればWinny事件のように著作権侵害罪の共犯とされてしまう可能性もあります。
そのような可能性があれば、ダウンロード技術の開発は萎縮してしまい、折角成長してきた技術が頭打ちになり、衰退してしまう恐れもあります。
これは最終的にユーザ生成コンテンツ市場の衰退に繋がり、文化的・経済的に計り知れない打撃を与えることになるでしょう。

b.インターネットの構造上現実的でない

 インターネットはその構造上随所にプロキシ(代理)サーバが設置されています。
ユーザがアクセスするサイトの内容は各地のプロキシサーバにキャッシュという
形で保存され、他のユーザがアクセスする際にオリジナルサイトへの負荷を軽減し、インター
ネット全体としてのトラフィックを軽減させるという重要な働きををしますが、
ダウンロードまでを違法としてしまうとプロキシサーバへのキャッシュ自体も違法と考えることができてしまいます。これは現状のインターネットの運用を考えても到底現実的とは思えません。

c.アップロードの時点で取り締まるべき

 違法ファイルのダウンロードには、必ず前提として違法ファイルのアップロー
ドを伴いますが、日本の著作権方にはこの問題に対処するために送信可能化権が存在します。
 著作者の権利を損ねているのは本来違法アップロードの筈であり、違法アップロードは送信可能化権で取り締まるべき問題であるはずです。ダウンロードを違法化する前に、違法アッ
プロードに対する規制・取締りの実効性を先ず検証し、必要に応じて強化するのが先ではないでしょうか。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

C.105ページの「ⅱ.第30条の適用範囲から除外する場合の条件」の項目

 この項目について私は反対の意見を提出いたします。理由は下記の通りです。

a.「情を知って」というが、事実上不可能

 日本における著作権は1899年に加盟したベルヌ条約にのっとった無方式主義のため、
必ずしも外観上著作権表示を伴わなくてもよいことになっており、
一般ユーザの見た目には合法的なコンテンツかそうでないかの判断がつきません。
従って「情を知って」というのは事実上不可能です。

b.合法マークは有名無実

 合法サイトか違法サイトかの区別も同様で、そもそも「ウチは違法です」等と看板を掲げる
サイトなどあろう筈もなく、合法であることを明示するにしても、大手コンテンツホルダーの
サイトはともかく、例えば個人運営のサイトや海外サイトなどは適用困難であり、
形骸化して実質的な効力は無きに等しくなることは目に見えています。

c.架空請求を助長する恐れがある

 さらに、明らかに著作権侵害しているコンテンツをダウンロードした者に対して、第三者がパケットキャプチャ等でダウンロードした事実を把握した上で
「あなたはXXをダウンロードしましたね」と迫り、不当に対価を要求する、といった詐欺行為を助長する恐れもあります。
 これは近年「オレオレ詐欺」に代表されるような消費者心理のスキを突いた犯罪であり十分発生しうる犯罪であると考えます。

---------------------------------------------------------------------------------------------------

以上

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こうして今まで意見を発しにくかった個人が意見を発することができるのが
Webの素晴らしいところだ。

皆で徹底的に活用しようではないか。

ヘタレSEはWeb3.0の夢を見るか?(前編)

いやー、まいった。


「わが意を得たり」とはまさにこのことだ。


もう、「私」なんて一人称で言ってらんない。
今日は「俺」で言わせてもらう。

なーんでか。

発端は数日前の記事だが、CNETの江島健太郎氏のブログエントリ
「ニッポンIT業界絶望論」「希望は突然やってくる」だ。

ここには、まさにここ数年俺が考え続けていることが書かれていた。

今のIT(SI)業界は救いがない。
誰も幸せになってない。
社員(≒技術者)も、顧客も、経営者も。

「顧客志向の開発は、正しいけれど、つまらない」

本当に、心の底からそう思う。





この際だから正直に言おう。




俺は勤続14年の某メーカー系SEだが、今年の4月下旬から休職状態にある。
病院で「鬱病」と診断されたからだ。
今流行の「30代鬱」ってやつ。

なぜ鬱病になったのか。

答えは簡単、「仕事が面白くない」からだ。
でもこれだとちょっと身も蓋もなさすぎる。
もう少し分解して説明しよう。


まずは俺の経歴を簡単に。

俺が今の会社に入社したのは1993年。Windows95が発売され、インターネットが普及し始める2年前だね。
以来14年間SE/PGとして色々なプロジェクトを担当してきた。

最初の2年間は汎用機を使ったシステムのOS周りの構築・保守をやっていた。
最初は証券会社、次が某大手銀行のシステムだった。
この頃はすごく楽しかった。
本当は当時出現していたUNIXのクライアント・サーバ型システムをやりたかったが、
それでも毎日未知の事柄に触れて勉強できて新鮮だった。
休日出勤も当たり前だったし正月もGWもなかったし、職場に嫌な人も大勢いたけど、毎日が新鮮だったし、いい経験になった。

次に担当したのも汎用機だが、某巨大金融業のオンライン勘定系システムの
プログラムだ。ここで初めてプログラミングを学んだ。
言語はCOBOLだが、直接COBOLをいじるのではなく、日本語で記述してCOBOLを出力する
ジェネレータのようなものを使っての開発だった。
これまた毎日が勉強の連続だし、実際にプログラムを作って動かすことの楽しさを知った。
当時のリーダーはすごく厳しい人だったけど、お陰でスキルも付いたし精神的にも強くなった。
仕事振りが評価されたのか、ここではチームリーダにもなって部下を指導することを覚えた。
最終的には顧客と直接仕様検討・調整するまでになった。

でもクラサバ系技術習得(当時まだWebはメジャーじゃなかった)への情熱捨てがたく、
業務の切れ目の2000年にプロジェクトを移させてもらった。
そのプロジェクトは比較的小さめの金融会社だが、クラサバシステムを導入して間もない所だった。

そしてそこが問題のプロジェクトだ。

まず担当したのはフロントエンド系(要するにオンライン系)のプログラム開発。
言語はPowerBuilderという、よくできてはいるがマイナーな、従ってバグの多い言語だ。
最初は訳がわからなかったけど、すぐに慣れてホイホイ作れるようになった。

ところでそのプロジェクトはアプリ開発だけでなくシステム構築から保守まで
一括して手がけていたので、サーバの導入からクライアントPCの質問対応まで、
幅広く対応することになった。所謂ナンデモ屋さんですね。
ある朝出社してみるとサーバが上がってなくてあたふたしたことも何度もあった(笑)。

ここでようやく本来の意味でのSE、ハードからソフトまで、システム企画から
構築・保守までの全体を手がけることができて、それなりに面白かった。
最終的にはプロジェクトリーダとしてプロジェクト全体を率い、
マネジメントし、顧客の経営陣と会話するような仕事をさせてもらった。

所属の部ではいくつかプロジェクトがあったが、リーダとしては俺が最年少だったから、
それなりに仕事内容は評価してもらえたのだと思う。

そんなこんなで7年が過ぎた訳だ。

でも4~5年位前から沸々とこんな疑問が湧き上がっていた。

「俺ってこのままでいいのか?」って。

そこのプロジェクトはほぼ四半期単位でシステムをこまめにバージョンアップする
スタイルなので、最初のうちは良くても慣れてくると惰性になる。
そんな環境のせいもあったのかもしれない。

運用も手がけているから顧客からの質問やら、月次単位で処理する定型処理なんかも
粛々と対応しなきゃいけない。これまたずっと続くと惰性になる。
定型処理はある程度自動化できるが、それも限界がある。

でも大きかったのは職場の人間関係の問題(上司・同僚・部下)だ。
ハッキリ言ってしまうと、上司・同僚・部下が無能ってこと(全員ではないけど)。
関係者がこのブログを読んでる可能性も否定できないが、構うもんか。だって事実だし。

上の方で書いた通り、俺も色々なプロジェクトを経験してきたけれど、
ここまでヒドい所はなかったね。マジで。

お前はどうなんだ、といわれたら^^;ってなるけど、ここまで読んで下さった方なら
そんなにヒドいヤツではないということは察していただけると思う。

細かいことを挙げだすと個々人の悪口になるし、
上記プロファイルから俺個人を特定された場合色んな問題が生じるのでここには書かない。
(すでに問題になる気もするけど気にしない)


そしてそんなことよりもっと大きかったのは
「Webがこれだけスゴイことになってるのに、俺は何もできないのか?」
っていう思いがすごく強かったことだ。

今Web2.0という言葉がそろそろ使い古され気味になってきてるけど、
この言葉自体は俺はマーケティング用語に近いレベルで捕らえているので拘らない。

要はWebのフェーズが変わったって事。
Webそれ自体がひとつのプラットフォームになってきたこと。
不特定大多数無限大の人がある1つの物事に参加する敷居が格段に低くなったこと。

これは「革命」だよね。

こんな時代に粛々と旧態依然とした不毛なSI業務をこなしている内に
鬱になっちまったって訳。


ちなみに今はもう大分回復してるけどね。
まだ夜とかはうなされているみたい(友人の証言)。


なんだか鬱になった経緯を書いただけで長くなってしまった。
本当は今後自分がどうするつもりかを書こうと思っていたのだが、
それは次回ということにしよう。


ではー。

2007/11/14

東京モーターショー2007

先日の事になりますが、行ってきました東京モーターショー2007。
平日にも関わらず(笑)。
幕張メッセ自体行くの初めてでした。広いですね、さすがに。

で、写真を何枚かピックアップ。

まず入り口。



メルセデス・マクラーレンSLR



メルセデス F700 押出し感は一杯だけど、なんだかなぁ







ランボルギーニ・ムルシエラゴ



トヨタのコンセプト・カーFT-HS これでハイブリッドとか



トヨタ・クラウン・ハイブリッド いつ市販化するんだよぅ



アルファロメオ・C8コンペティチオーネ これもいつ出るのやら



アウディ・R8



ダイハツ・OFC-1



BMW Hydrogen7 水素エンジン搭載



BMW X5ハイブリッド 水素エンジンだけでなくハイブリッドもようやくラインナップ



BMW Z4M



なぜBMWの写真が多いかというと私が乗ってるからです(笑)。

そして日産GT-R んータフな面構え ヒップも最近の日産にしてはイイ感じ





マセラティ・クーペ



フェラーリ599



フェラーリ・スカリエッティ? ピニンファリーナの文字が光ってます うーん美しい



シトロエンC6 非常に美しいボディラインです



ダッヂ・チャージャー 実は結構欲しい車です



ジャガー 英国風に発音するとジャギュワー



最後はお馴染み?光岡オロチ




おまけ 今回一番欲しくなった車



かわいい(笑)


全部見て周るのに3時間位かかりました。
でも面白かったです。


ちなみに昼食は出店のケンタで食べたのですが、
チキン2本にポテトS、コーラMで800円とかどんだけ(笑)。

ではー。

2007/11/11

合コン

昨夜、生まれて初めて合コンなるものに行って来ました。

といっても半分以上は学生時代の友人ですけどね。
メインの人物がとてもシャイな方なので結構苦労したり^^;

でもご飯が美味しくてよかったです。
お酒飲んだのも久しぶりだったなぁ・・・。



しかもこのメンツで来月釣りにいくことになったり。
ホントに行けるのかしら?
でも釣りはやりたかったのでとても楽しみ。

2007/11/03

読書の秋

っていうかもう冬ですが(笑)、文化の日らしく文芸のお話でも。
今回は先のMiAUの話とも関連して、インターネット時代における
著作権について考えるよいテキストを2冊ご紹介しましょう。

「インターネットの法と慣習」白田秀彰著

まずは白田秀彰氏による「インターネットの法と慣習」。ソフトバンク新書刊行。735円。

インターネット時代における著作権のあり方について考える前に、
そも法とは何か、日本の法の成り立ちと立ち位置はどうか、日本と諸外国における
法のありかたの違いはなにか、を軽妙にして簡潔明瞭な文章で説明してくれます。

その上で、「ネット社会における法(モラル)確立のためには、実名での活動が
必要なんじゃないか」と問いかけます。

このあたり、納得はいくものの今ひとつ実行に踏み切れないチキンな私ですが(笑)、
その論説自体は説得力がありますし、考えさせられます。

法の問題はゆくゆくは我々の生活に直接かかわってきますので、
その法について、もうそろそろ真面目に考えないとヤバいんじゃない?
と問いかけてくれる、法について考えるに際しての入門書として良い本です。


「CODE インターネットの合法・違法・プライバシー」L・レッシグ著

次にローレンス・レッシグ著、山形浩生・柏木亮二訳による「CODE インターネットの合法・違法・プライバシー」。翔泳社刊、2940円。

ローレンス・レッシグ氏は米憲法学者で、スタンフォード大学ロースクール教授。
そしてCreativeCommonsの提唱者でもあります。

本書は、インターネット社会においては法はアーキテクチャ(設計)に依存すること、
そのアーキテクチャが一部の権利者によって不当に強化されつつあること、そして
インターネット社会における自由を守るために我々にできることは何か、を
示唆している、大変読み応えのある著書です。

氏が凄いのは、学者として実に知的で論理的な話を展開しつつ、
それを具体的にCCという形で実行している、というところ。
それだけ問題が喫緊の課題である、ということを示しているとも言えます。

正直、私が音楽活動を再開したのも、この本に感銘を受けたからという部分も
少なからずあったりします。
まぁそれはあまり関係ない話ですが(笑)。

氏の著書は他にもありますが、それはまた別の機会に。
あとこのCODEについては、その後加筆修正されたものがCODE2.0としてインターネット上で
PDFで氏により配布されています。
英語力に自信のある方はどうぞ。



ここに挙げた2冊は著作権のみならず、インターネット時代における自由の確立について
考える良いテキストになると思います。
興味のある方は是非ご一読下さい。

最後に、レッシグ氏の言葉を借りて締めましょう。


「あなたが、あなたの自由のために闘わないならば、あなたはその自由に値しない」


ではー。

Leopard固まったー!!!

という訳でLeopardの不具合が早速見つかってます(笑)。

某巨大掲示板で知ったのですが、ことえりでの日本語入力時に
「はたけ」を変換するとフリーズする、というもの。

実際試して見たら見事にフリーズしました(笑)。

確かWindowsでも昔日本語入力時にフリーズした記憶が・・・。
ともかくAppleさん、早く直して下され。

MiAU

さて、本日は文化の日ですので、たまには文化的な話題を。

皆さん、MiAUという活動はご存知でしょうか?
端的に言えば、日々一部権利者によって規制強化されつつある著作権に対し、
「ちょっと待ってよ、それっていいの?」と疑問を提示しつつ、
デジタル・インターネット時代に相応しい著作権とコンテンツ産業のあり方を
問うていく、という活動です。

発起人は音楽ジャーナリストの津田大介氏、AV機器評論家の小寺信良氏、
そして法政大学准教授の白田秀彰氏ら。

仮にもデジタル機器で音楽を作るものとして、そして一介のSE/PGの端くれとして、
著作権については否応なしに考えざるを得ません。

とりわけ音楽では、インターネットが現れるはるか以前より
サンプリングという形で著作権のあり方を問う音楽形態が現れ、
かつ自分もそういう音楽を嗜好しているので
このMiAUについてはCreativeCommonsと並んで興味を抱いております。

直近の活動としては、先月文化庁私的録音録画小委員会よりパブリックコメント募集
されたことに対して、パブコメの雛形・サンプルを提示してくれています。

私も現状の著作権強化の動きには反対ですし、ダウンロード違法化も反対、
私的録音補償金制度についても現状のDRM技術で対処すれば不要との立場をとってますので
文化庁に対してパブコメを送付しました。

今後この問題は、決して音楽・映像のみならず、文章やデザインなどあらゆる著作物に
及ぶ可能性が高いので人事ではありません。
これまだあまり考えてこなかったという方も、これを機に一度考えて
自分なりの意見をまとめてみることをオススメします。

人はただ群れているだけでは無力な存在ですが、
その群れがある方向性を持ったとき、無視のできない、非常に強大な勢力となります。


とまあカタい事書いてしまいましたが、
ここらですこしマジになるのもいいんじゃないかな、と。

そんだけです。

あと、MiAU設立に際しての記者会見映像はYouTube内のチャンネルで公開されてますので
一度ご覧になることをお勧めします。

ではー。

2007/11/02

Leopard入れたー!!

という訳でLeopardインストールしました。



アップグレードの所要時間は1時間半程度。まずまずの速さですかね。

評判通り、Tigerよりもキビキビした動作が好感持てます。
立体クリア処理のDockもいい感じ。
デザイン的にもiPod/iTunesと統一感があって、WindowsでiPodを使っているユーザの
多くを取り込めそうな気がします(まさに俺)。

一番気になっていたDJソフト"Traktor 3"もちゃんと動くので一安心。

実際、OS-XはUNIXベースということもあってとても堅牢で安定しています。
なによりユーザのことを第一に考えているということが
操作の一つ一つから見て取れます。
一例を挙げればDockの使い心地のよさや、rootのパスワードが初期状態では
分からないようにしていることが挙げられます。

反対に、Windowsは結局昔の不安定なNTカーネルをどうにか飾り立てているように見えます。
とりわけVistaは上位権限の必要な操作に「OK」ダイアログを求めてきて
熟練者には不快なだけ、初心者には意味不明で結局無条件にOKボタンを押してしまうという、
セキュリティ向上といっても結局誰のためにもならず手間が増えただけということに
イライラを通り越して憤りすら感じます。

もっとも最近Macをターゲットにしたトロイやウィルスも増えてますから油断できません。
当分メインXP、サブMac、モバイル用Vistaという風に使い分けていこうと思います。



ときにMacBookは重いんだよな・・・それだけが残念^^;