さて、本日は文化の日ですので、たまには文化的な話題を。
皆さん、MiAUという活動はご存知でしょうか?
端的に言えば、日々一部権利者によって規制強化されつつある著作権に対し、
「ちょっと待ってよ、それっていいの?」と疑問を提示しつつ、
デジタル・インターネット時代に相応しい著作権とコンテンツ産業のあり方を
問うていく、という活動です。
発起人は音楽ジャーナリストの津田大介氏、AV機器評論家の小寺信良氏、
そして法政大学准教授の白田秀彰氏ら。
仮にもデジタル機器で音楽を作るものとして、そして一介のSE/PGの端くれとして、
著作権については否応なしに考えざるを得ません。
とりわけ音楽では、インターネットが現れるはるか以前より
サンプリングという形で著作権のあり方を問う音楽形態が現れ、
かつ自分もそういう音楽を嗜好しているので
このMiAUについてはCreativeCommonsと並んで興味を抱いております。
直近の活動としては、先月文化庁私的録音録画小委員会よりパブリックコメント募集
されたことに対して、パブコメの雛形・サンプルを提示してくれています。
私も現状の著作権強化の動きには反対ですし、ダウンロード違法化も反対、
私的録音補償金制度についても現状のDRM技術で対処すれば不要との立場をとってますので
文化庁に対してパブコメを送付しました。
今後この問題は、決して音楽・映像のみならず、文章やデザインなどあらゆる著作物に
及ぶ可能性が高いので人事ではありません。
これまだあまり考えてこなかったという方も、これを機に一度考えて
自分なりの意見をまとめてみることをオススメします。
人はただ群れているだけでは無力な存在ですが、
その群れがある方向性を持ったとき、無視のできない、非常に強大な勢力となります。
とまあカタい事書いてしまいましたが、
ここらですこしマジになるのもいいんじゃないかな、と。
そんだけです。
あと、MiAU設立に際しての記者会見映像はYouTube内のチャンネルで公開されてますので
一度ご覧になることをお勧めします。
ではー。
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