2007/09/11

覚書:サービス part1

サービスといってもテニスの話じゃありません。


昨日某掲示板のとあるスレッドで
ちょっとした議論をしました。

そこは雑談専用スレッドなので途中で切り上げましたが、
自分としても普段考えていることだし
流してしまうのも勿体無い気がするので
覚書としてここに書き留めます。


まずは昨日の経緯のまとめから。
発端は次のような私の書き込みでした。

「全ての主要都市部全体に
 フリーの無線LANアクセスポイントを設置して欲しい
 何がIT立国だよ笑わせんな
 通信インフラの整備は急務だろ」

これについては賛同の書き込みを幾つか頂きましたが
その内ある方から次のような反論を頂きました。
要約すると以下の様になります。

・地方を見捨てることになる
・コスト対効果がかなり悪いと思われる
・主要公共施設や大学にはあっても良さそう

なお、反論について引用でなく要点のみ記載させて頂きます。
無論内容的には原文に従っています。

これに対し、私は次のように述べています。

「少なくとも各都道府県の県庁所在地及び
 主要繁華街には設置すべきだと思う」※

※誤字や掲示板特有の言い回しは修正していますが、
 文の意味・内容自体は変更していません。以下同様。

すると同じ方から次のような反論がきました。

・ウィルスやクラッキング対処問題や管理費もかかる
・違法ダウンロードも増える
・下手をするとプロバイダが全滅しかねない
・単にちょっと便利になる程度ならまだ必要ないと考える
・そんな予算があるなら研究・開発費や他の公共サービスにまわすべき

これに対して私。

「確かにそういう考え方もある。
 けど、インターネット/ネットワーク自体が
 社会的なコア・アーキテクチャになりつつある現在、
 通信インフラの整備なしには話にならないと思う。
 
 ウィルスや違法ダウンロード等は今でもある解決すべき問題だし
 プロバイダの件は市場が決めることだと思う。
 
 ただ、大学・研究機関や公共サービスへの投資は全く同意。
 要はバランスだと思うし、そここそ議論すべき。 」

すると同じ方から。

・それを実行してどんな利点があるのか?
 生活が豊かになる訳でもないし、経済や知的交流が活性化する訳でもない
・プロバイダについて解約してネットをする人が多発し市場が縮小してしまう
・ウィルス等に対しても広域ネットワークであるほど弱い
・特にテロリストに狙われる危険がある

これに対して私。

「ズバリ知的交流・経済効果はあると思う。
 ビジネスマンならどこでも仕事ができるし
 株取引やオンライン決済の機会も増える。
 なによりネット利用の機会が広がることで
 インターネットアプリケーションの可能性を広げることができる。
 何故ならネットを育ててきたのは常に利用者だから。
 
 先に述べた通り要はバランスの問題であって
 どれか一点にのみリソースを集中することはない。」

すると同じ方から。

・今の携帯電話+ノートPCで十分
・新アプリなら小規模実験ネットワークを作れば十分
・大規模だと「国社会」のネットワーク市場への介入としての経済的打撃が大きい
・利用者が新しい可能性をというのならそういうものを形成するのは
 国ではなく個人・企業・地方自治体であるべき


とまあこんな感じで議論したのでした。

場所が雑談スレッドなのと、寝る前でもうくたびれていたのとで
ここでこの話は打ち切りになったのですが、
この続きを次回ちょっと考えてみたいと思います。

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